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歌舞伎座昼の部観劇(2017年6月)

歌舞伎座昼の部観劇。

蒸し暑そうなので、よほど絽の着物で行こうかと迷ったが、
今しか着られない、数年タンスに眠っていた単衣の一枚を選んで、
絽綴れの帯と組み合わせて出かけた。
単衣でも絽でも暑いには変わりない。
お決まりのお腹周りの汗疹も出来たけど。。。
やっぱり着物で出かけたいな。

ただ、三代目猿之助の奮闘公演時代のように、
7月の暑い最中、連日着物で出かけられるかと聞かれれば、
あの頃の勢いはないなぁ。
今年は7月8月で一回夏着物の出番があればいいかなと思う。



『名月八幡祭り』
笑也さんの美代吉を歌舞伎座で見られるとは…。
幕開き、泣けて来た。

その昔、笑也は大根、使い物にならないなど言われた時期もあった。
三代目が舞台に立たなくなったら終わり…みたいなことも。
でも、女形は目立たなくて良い、癖が無い方が良い、
笑也さんの清潔感、美貌、癖のない芝居(味が無さ過ぎとも言う?w)
などの持ち味は絶対に重宝がられると信じていた。

新しい歌舞伎座が開場して、
澤瀉屋の中で一番に歌舞伎座に立ったのは
笑也さんだった。
幸四郎さんの相手役も務めた。
そして今回の美代吉。

嬉しい、本当に嬉しい。

で、幕開きの涙(^_^;)

隣のおじい様は、「女だよな、男じゃないよね?」と何度も奥様に言ってて、
歌舞伎はみんな男よと奥様に窘められていたが、
笑也さんに聞かせたかったよ。
(このおじいちゃま、米吉君の時も同じこと言ってた(^_^;))

ただねー、四代目といちゃいちゃしてたけど、
イマイチ、この二人似合わないような気も…。
いや、そんなこと言っちゃいけない、相手役に使って頂き四代目に感謝m(__)m

で、相変わらず松緑は変だった(個人の感想ですm(__)m)




『浮世風呂』
三代目の時、何度も拝見。
その時、亀治郎だった四代目猿之助がなめくじだった。
そのなめくじを見て、亀治郎って踊りと色気がスゴイなと思った記憶が。

今日も猿之助はきれっきれの踊りを見せていた。



『弁慶上使』
芝翫、團十郎でしか観たことないのだが、
他の役者さんでもあまり上演がない演目らしい。

吉右衛門さんの弁慶、雀右衛門さんのおわさで。
身代わりに殺されるのが米吉。

他に又五郎、高麗蔵と好きな役者さんが揃って、
堪能した。

話の内容はばかばかしくて文字にする気もないが、
熊谷陣屋と言い、これと言い、お主のために我が子を殺すって内容は、
この先、観客に受け入れられなくなっていくと思う。
あと、先代萩の子殺しも。
今の時代に受け入れられないのではないかと思う。


千秋楽のロビーにしては、役者の奥方様方が少なくて寂しかった。
華やかさがない…(-_-)
若い役者さんの奥様はよくわからないのだが、
松緑猿之助は独身だし、笑也さんの奥さんも居なかったしで、
お召し物も楽しみなんだけど、本日はちょっと残念でした。
大御所の奥方でも着付けがだらしないとガックリ来ます。
あと通路でいつまでもご贔屓さんにご挨拶してないで欲しい。
身体が大きいんだからそれだけでも通りにくいんですよ。
↑ って誰か分かっちゃう? あわわwww


来月は澤瀉屋と海老蔵か。。。
海老蔵は大丈夫なんだろうか。
かんげん君は出ないと言い出したとか。

そりゃそうだと思う、本人の意思なんてあってないようなもの、
本人だってどうすりゃいいんだかわからないと思うよ。
こゆきまるの生徒にも4歳児が数人いて、
この子達が自立して大人の手助け無しに何かやり通すこと、
相当根気よく躾けて行かないと大変だ…としょっちゅう思っている。

来月の観劇、悩む。


本日は楽しうございました

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