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広島の、万引き冤罪で苦しんだ中学生の件

元教員としては、物凄くショックな事件だった。
自殺の本当の理由は分からないが、
受験絡みだったことは想像される。

この生徒になんら落ち度はないのに、
自殺を決意するまでどんなに苦しんだかと思うと、
切な過ぎる。

学校は忙しい、教員も忙しい。
仕事が山ほどあって、書類も山ほど片付けないといけない。
だけど、何のために忙しい思いをしているかと言ったら、
子供の健やかな成長と幸せのためでしょ。
その原点を忘れるから、仕事の優先順位も狂うし、
すべきことの内容の精査もおろそかになるのだ。

まず。
誤記載の訂正を速やかに行わなかったこと。
訂正をしたあとの確認など、チェック体制が甘かったこと。
面談を廊下で、他の生徒もいるところで行ったこと。
進路指導や面談は教員一人では行わないと言う原則を守らなかったこと。
これらの事が致命的なミス。
1人ではミスが出た時にカバーできないので、
(誤記載とか面談時の会話でのトラブルとか)
なるべく複数で対応するようにしないといけない。

これらのことが出来なかった原因を洗い出さない限り、
問題は解決しない。

校長の呆れた言葉に、
「(自殺を病死と)嘘を言っていたのを、
つらいことだが生徒に話せたことで、気が楽になった
お前の気が楽になるための全校集会じゃない
お前の気なんか、一生楽になって貰っちゃ困るんだ

教員もピンきりだから、
才能があってバリバリ出来る人は多少忙しくても、
優先順位も間違わず、正しい教育が出来るのだろうが、
才能ないのに教員になっちゃった人は、
子供のために仕事をしている…と言うことをつい忘れて、
目先の書類仕事、締切が迫ったことを事務的に形骸的に片付けてしまうんだろうな。

亡くなった生徒さんのご冥福をお祈りいたします。


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