国立劇場 伊勢音頭恋寝刃 二度目観劇

二度目の観劇です。
そうです、頭悪いので二度見ないと理解できない

で、まさか関係者がこのブログを読んでいるとは思えないのだが、
テンポが良くなり、台詞も変わっていた。
面白い場は思い切り面白くした方がメリハリがつく。

密書を取り合って三人がしつこく追いかけっこするところ、

「こんなに走ったのは久し振り、時節柄運動会の様だ、ぜーぜー」
とか
「こんなに走ったら芝居も観に行かれやしない。
演舞場で海賊の歌舞伎をやっているらしいが（ワンピースの事ね）」
とか

大々講の場では、
鴈治郎はんが、お紺役の壱太郎に向かって、
「見え透いた嘘を…親の顔が見たいわ」

とか気の利いたセリフが増えていた。

また、亀鶴が福岡貢を、梅丸がお紺を演じる勉強会のチラシも、
密書を取り出す風で上手いこと日にちなどのお知らせを入れ込んで、
客席にも配っていた。

あと惜しかったのは、お地蔵さんになるシーン、
ぜひ五郎丸ポーズを取り入れて欲しい。
今、乗っからないでどうするの、時事ネタは即入れるのが歌舞伎。

油屋の場では、こちらも少し眠気が来たが、
舞台の仲居さんも船漕ぐ一歩手前の人がいて、ハラハラした

二度目の観劇も良いですね。
懐と時間に余裕があった頃は良くやっていたけれど。
ワンピースもリピートしたくなってきた、下の席で。

幕間に勉強会のチラシを配る、亀鶴丈と梅丸丈。
梅丸くん、小さいころから可愛かったよね。