どっちがほんと?羽生選手の記事
世界選手権銀メダルだった羽生選手の記事。
一つは、「ジャンプとジャンプの間のつなぎの手抜き」、
一つは、「リンクで練習できない分鍛えた表現力」。
どっちがほんとなんだろう?
こゆきまるは4回転ジャンプを2回失敗したのに、
2回とも成功させたフェルナンデス選手と2~3点差程度だったことから、
ジャンプ以外の要素、滑りの質、表現力などが評価されたのではないかと思う。
なので、「手抜き」説にはちょっと賛同しがたいな~。
素人には分からん世界だ。
スポーツには2種類あって、
一つは誰でもその動きができて、タイムを競うもの、
マラソンとか短距離走とか。
もう一つは、同じ人間に生まれながら資質と訓練がないと、
絶対に同じことは出来ないもの、
例えば体操やスキージャンプ、フィギュアスケートなど。
後者の評価は素人には分からないし、
体感したこともないからただただ驚嘆するばかり。
体操やフィギュアスケートなどは歯を食いしばることもできないから、
大変だよねーと思う。
どの競技にも素人には分からない大変さはあると思うが。
羽生選手の正反対の評価の記事はこちら ↓↓↓
V2を逃した羽生が見せた隠れた進化
フィギュアスケートの世界選手権の男女フリーが28日、中国の上海で行われ、ソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦(20歳、ANA)は、2つの4回転ジャンプに失敗、フリーの得点が伸びずに、SP2位だったハビエル・フェルナンデス(スペイン)に逆転されて2位に終わった。体調不良と怪我からくる調整不足が響いたようだが、フィギュアの専門家は、羽生に隠れた進化があることを指摘した。
フィニッシュを決めると、羽生は残念そうに首をひねった。
「ダメだ」。そう口が動いた。ショートを1位で折り返して、2位のフェルナンデスに2.46点差をつけてのフリー。冒頭に組み込んだ4回転サルコウは、飛べずにダブルトゥループとなってしまい、続く4回転トウループでは、着氷に失敗して転倒した。それでも表情を変えず、そこから立て直してプログラムに組まれたジャンプをすべてノーミスでクリアして場内を沸かせたが、羽生に続いて演技をしたフェルナンデスが、4回転を2つ成功させ、わずか2.82点差で逆転を許した。日本人として史上初となるはずだった世界選手権のV2には手が届かなかった。2013-2014年シーズンにGPファイナル、ソチ五輪、世界選手権とフィギュアの3大タイトルを制覇、2014-2015年も、GPファイナルを制していたが、3大タイトルの連覇も「4」で止まった。同じくオーサーコーチが教えている“友人”の勝利を自分のことのように祝福した羽生だったが、インタビューアーを前にすると悔しさを隠さなかった。
「正直いって悔しいです。4回転を決めることができなかったのが悔しいです。足がフワフワして体をしっかりとコントロールすることができませんでした」
V3を果たした昨年12月の全日本選手権の後に、体調不良を訴え「尿膜管遺残症」との診断で緊急手術を行った。ようやく1月末に練習を再開したが、今度は、右足首を捻挫。結局、世界選手権に向けての準備がスタートしたのは3月初旬から。元全日本2位で現在、インストラクターとして後身の指導をしている中庭健介氏は「今回のジャンプの失敗は、明らかに練習不足が影響していたと思う」と指摘した。
「4回転サルコウは、元々公式戦での成功率は高くなかったが、今回はジャンプへの入り際、浮き際がまずかった。手を締めて回転の体勢に入るのが遅かった。4回転トゥループは、浮いた後に重心が背中、踵に移ってしまったのが原因でしょう。ただショート、フリーを通じて、大きな進化、変化が見えたと思います」
中庭氏はV2を逃した演技の中に隠れた進化があったと言うのだ。
「ショートの演技を見たときに『あらっ』と驚くほど、動きの質がシャープに鋭く変わっていたんです。プログラムの楽曲の中には、ジャーンとかバーンというアクセントのある音があって、その音にあわせて、手を上げたり、ふっと浮いたりという動きがあるのですが、そこがシャープになっていたんです。動きに幅が生まれ、腕が5センチほど長く見える錯覚があったほどです。
元々スケーティングや、スピンの評価は、抜けている選手ですが、表現力につながる動きの質、レベルが変わりました。ジャンプを失敗したフリーではどうなるのかと注視していましたが、その動きのシャープさはキープされていました。まるで新しい羽生選手を見ているような印象を持ちました。
おそらく今季は怪我とアクシデントで次の試合に間に合わせることだけに神経と時間を使い、氷に乗れない時間も多かったと思うのですが、その時間を利用して、滑らなくともできる動きの部分を磨いたのではないでしょうか」
昨年11月に、この同じリンクで行われたGPシリーズの中国杯での6分間練習中に中国のエンカン選手と激突して、頭部挫創、左太もも挫傷など計5カ所に重症を負った。それでも試合出場を続けてきたが、再びアクシンデントに襲われ、満足に練習のできない状況が続いたが、その中で隠れた進化、変化を遂げていたのだ。
探究と努力を怠らぬ羽生らしいエピソードだが、それこそが羽生の強さの秘密であり金メダリストとしてのプライドであり使命感なのだろう。
「ただ……最後まで……このリンクで(シーズンの)最後まで滑りきることができたのは良かった。山あり谷ありで、良かったり悪かったりの繰り返しでしたが、いろんなことを経験できたスケート人生だけでなく、僕の人生の中でも生きてくると思います。(来シーズンへ向けて)体も作りなおさなければならないとも思った」
今シーズンの総括を羽生は、そんな言葉で締めくくった。
今季テーマに掲げながらできなかったショートの演技後半での4回転、フリーで3つの4回転ジャンプを入れるという難解なプログラムへの再挑戦は、来季への持ち越しになった。だが、度重なる故障でメンタルが鍛えられ、たくましくなり、《表現力》という隠れた進化を遂げてきた羽生ならば、再挑戦をクリアして、ライバルたちがの手が届かない、さらなるステージへ向かいそうである。
(ヤフーニュース)
羽生 連覇逃した背景…ジャッジにも見透かされていた“手抜き”
◇フィギュアスケート世界選手権最終日(2015年3月28日 中国・上海)
【岡崎真の目】シーズン最後になって昨季までの羽生の悪い面が出てしまったように感じた。厳しい言い方をすれば、問題は演技の要素と要素の間の“手抜き”だ。
これを物語ったのが5項目の演技点。ジャンプの失敗があっても五輪王者として演技点ではトップを守ってきたが、この日はフェルナンデスに劣った。羽生自身の得点もGPファイナルに比べ3点以上下がっており、これが同等なら連覇は達成できただろう。演技点は、いわばスケーターの基本的な評価。ジャッジにも見透かされていた気がしてならない。
ケガなどで難しい状況だったとしても、メーンコーチであるオーサー氏のいるカナダではなく、国内で最終調整したことには疑問符がつく。フィギュアは、やはりスポーツ。ストイックに追い込むべき時期に適切な指導を欠けば、甘くなることもある。これが4分30秒の長いフリーで露呈してしまうのが常だ。
男子は世界選手権出場枠「3」を確保することに失敗し、来季は雪辱のシーズンとなる。世界ジュニアを制した宇野昌磨ら若く生きのいい選手も加え、国内の厳しい代表争いでレベルアップし、巻き返してほしい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)
(スポニチアネックス)
追い込みたくても体調の面でできなかったのでは?
それをコントロールするのも訓練と言われればそれまでだけど、
激突と手術は本人の責任じゃないし。。。

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コメント
ふーんそうなのか…と思い込んでしまったかもしれないです。
ニュースはなるべく広く拾わなくちゃと思いました。
色々なアクシデントの後でのこの成績は立派ですよね。
手抜きだなんてひどい表現

2連覇逃す…のニュースの件名をみて、
そりゃないだろ、他に書きようはないのかと思いました。
メディアって残酷ですね。
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真央ちゃんもそうでしたが、ジャンプが飛べるようになってから普通のスケーティング部分を基礎から見直してジャンプ以外の部分の基礎点や加点を狙って点数のベースアップを狙っていくのに、、あれだけアクシデント起こったら普通の選手は今季は休みますよね。出るだけでも凄くて結果も充分に出してるのに。。