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大前研一氏の日本の論点 「少子化対策こそ日本の喫緊の課題」

何の意味があるのかいまだに良くわからない今回の選挙。
余波で黒田官兵衛の最終回が一週延期されたし、
総集編にも影響が出るのではないか。
ドラマより価値の無い選挙に思えるのだが…。

週刊ダイヤモンドの大前研一氏の記事から。

記事の中から印象的なコメント、文章を抜粋、要約。


・(今回の総選挙について)みっともなくて、コメントする気にもならないくらいひどい

・年末から来年にかけてアベノミクスの失敗を示す惨憺たる数字がぞろぞろ出て来る
来年以降選挙は出来ないだろうから今のうちにやっておこうということだろう。

・(選挙で争点にすべき日本の喫緊の課題は)間違いなく少子化です。
今後税金を払って行く人が減っていくと言うことです。

・少子化対策としては、国に力のあるうちに移民政策をするべき。
やみくもに移民を受け入れてしまうと国が混乱するので、
優秀な移民希望者には日本で2年くらい時間をかけて、言葉や社会習慣をしっかり教え、
いい成績であればグリーンカードを渡す。

安倍首相は「いわゆる移民対策はしない」とはっきり言っている

・女性管理職を増やすのであれば、外国人の家政婦を受け入れないと達成できない。

・少子化対策として、
戸籍を撤廃し、フランスのように結婚していない人でも産めば得をするくらいの優遇措置をとらないと、
子供は増えない。

深刻なのは政府が全く少子化対策をしていない

・(日本経済の問題は)お金があり余っているのにそれがマーケットに出て来ない。
やりたいことも欲しいものもないから。
「低欲望社会」で、日本人は「死ぬ瞬間が一番金持ち」という世界でも稀有な国。

・日本の場合は心理をいじらないと経済はよくならない。
金融と経済と言う「二本の矢」にも人々は反応しない。
ばらまきで景気が良くなるのは20世紀の経済学で、もう日本では通用しない


(週刊ダイヤモンド)


低欲望社会、さとり世代…最近の言葉にも社会の勢いが感じられない言葉ばかり。
振り子のように、勢いがあって上昇する時も、
反動で下降してくる時もある。
今は振り子が下がった一番下の時期ではないかな。

「死ぬ瞬間が一番金持ち」なんて、つまんない。
富士山大噴火するかもしれないので、
こゆきまるは元気なうちにと、また一枚伝統工芸に寄与する着物を購入して、
日本の経済社会に貢献しましたわよ。

それはさておき、大前氏の仰ることはいちいちごもっとも。
すぐに成果は出なくても、国に余力のあるうちに移民政策を始めるというのもいいし、
将来税金をしっかり払ってくれる人口を増やすというのは、
迂遠な方法でも一番確実な気がする。
今現在成長過程の子も、大事に育てようね…という気持ちが、
現政権にはまったく見られない。

一旦、リセットして仮に混乱しようとも、
安倍の暴走は止めなきゃいけないんじゃないのかな?
自民圧勝と言う記事が出始めたが、
それは選挙に行っても無駄という厭世観を煽る作戦ではないかと、
こゆきまるは懐疑的に受け取っている。

久々に真面目なことを言った気がする

詳しくは週刊ダイヤモンド12/13号をお読みください。

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