東電元会長ら強制起訴へ…原発事故で検審が議決
日本は企業に甘すぎる。
きちんと刑事裁判にかけるべき。
東電に限らず、東芝の粉飾決済だって、
刑事告訴されても違和感ない。
アメリカじゃ当たり前に告訴されている。
東電の当時の会長他幹部は、
人生の最後に汚点を残さないよう、
しっかり振り返り、何がいけなかったのか真摯に考えてもらいたい。
読売新聞記事より ↓↓↓
東電元会長ら強制起訴へ…原発事故で検審が議決
東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷容疑で告発された東電の勝俣恒久・元会長(75)ら当時の幹部3人について、2度目の審査を行っていた東京第5検察審査会は31日、3人を起訴すべきだとする「起訴議決」をした。
議決は17日付。3人は今後、東京地裁が選ぶ検察官役の指定弁護士によって強制起訴される。未曽有の災害となった東日本大震災に伴う原発事故で、東電の旧経営トップが公開の法廷で刑事責任を問われる事態となった。
2009年5月の改正検察審査会法施行後、「起訴議決」は9件目。他に起訴議決の対象となったのは、武藤栄(65)、武黒一郎(69)の東電元副社長2人。
事故を巡っては、福島県民らが参加する原発告訴団などが12年8月、当時の政府関係者や東電幹部ら計42人を告訴・告発。東京地検は13年9月、全員を不起訴としたが、同審査会は14年7月、勝俣元会長ら3人について「起訴相当」と議決した。再捜査した地検は今年1月、3人を2度目の不起訴としていた。
社長が入っていないのはなぜ???

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これはヒドイ!東電社員の子供に対するイジメが多発!「電気料金値上げ分を返せ」とカツアゲetc…
いくら東電に言いたいことがあっても、
子供は関係ないじゃないか。
そして一般社員は色んな事言われる筋合いはないんだよ。
責められるべきは経営陣で、
一般社員や技術系社員は、廃炉に向かってきっちり仕事をして頂くのだから、
普通にお付き合いしなくちゃいけない。
そんなこともわからないのかなぁ。
誰でもいいから文句をつけて、ストレス発散しているんじゃないかとさえ思う。
原発事故への責任追及が東電社員に集中している。確かに、原発事故において東電の責任は重い。しかし、一社員、ましてやその子供へのいじめや脅迫まで頻発しているという。
「小学生の息子が、突然『お父さんのせいで学校に行けなくなった』と言い出したんです……」と語るのは、千葉県に住む40代の東電社員、Aさん。
「朝のワイドショーに影響されて、子供の世界でも話題は東電批判。ウチの子は『(お前の親は)放射能をバラ撒いている』『原発が安全だなんて騙していた』などと毎日のように友達から非難されていたそうです。『あいつに触ると放射能が移る』とまで言われて仲間外れにされていたとか」
Aさんの住む地域には、「ホットスポット」と呼ばれる放射能の高汚染地域が点在。親が子供の被曝を心配して西日本などに転校させるケースも出てきていた。とりわけ女子生徒の反応が厳しかった。
「『私が将来子供を産めなくなったらどう責任とってくれるの?』と詰め寄られたと言っていました。原発周辺に残された犬猫の写真を突きつけられて『この子たちどうするつもり?』と責められたりもしたそうです」(同)
Aさんは現在、子供を別の地区の小学校に転校させ、「東電社員の息子」ということは隠すようにしているという。
「いちばんひどかったのは、電気料金の値上げが話題になった時です」と語るのは、都内の営業所に勤めるBさん(30代)。
「このあたりは中小零細企業が多く、電気料金値上げで多大な影響を受ける地域。ウチの子は『値上げ分を返せ』とカツアゲされていました。これまで多くの東電社員の子供は、親の仕事を誇りに思って、友達にも自慢してきたのだと思います。JRやJAL、NHKなどと同じく、子供にも分かりやすい職業ですしね。そのせいで、余計に今回のことで反発が起こっているのでは」
週刊SPA!8/28発売号「東電『一般社員』の声に出せない悲鳴」では、他にも脅迫や嫌がらせに怯えつつも、事故による責任を痛切に感じ声にも出せずにいる東電の一般社員の声を紹介している。 <取材・文/田中裕司 尾原宏之 志葉 玲 桐島 瞬>
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事故後、東電の体質は変わったのか?
事故後、東電の体質は変わったのだろうか?
あんまり変わっていないような気がする。
こんな記事を読むと、当時はまだ危機感が薄かったんだろうなと思う。
現場と経営陣の温度差があまりに大きい。
でも、この頃と今と、変わっているようには思えない。
廃炉にするのはもったいない…という考えを捨てきれていないと思う。
関電はじめ他の電力会社も、所詮事故は他人事で、廃炉にするにはもったいないという考えで、
古い原発も使える限りは使いたいと思っているのではないだろうか。
海水注入「もったいない」=東電本社、廃炉恐れ-吉田所長は反論・福島原発事故
東京電力福島第1原発事故直後の昨年3月13日、危機的状況にあった2号機原子炉を冷却するため海水注入を準備していた同原発の吉田昌郎所長(当時)に対し、本社側が「材料が腐っちゃったりしてもったいない」などと指摘していたことが8日、東電が公開したテレビ会議の映像で分かった。
圧力容器などが海水の塩分で腐食し、廃炉になるのを恐れたとみられる。東電は6月に公表した社内調査の最終報告で「本店対策本部を含め、事故収束に向けた対応をしていた」として、海水注入をためらったとの見方を否定していた。
映像によると、13日夜、東電本社で復旧計画の策定を担当する復旧班の人物から「海水からいきなりやるふうに聞こえていて」と疑問の声が上がった。肩書や名前は明らかにされていないが、この人物は「こちらの勝手な考えだと、いきなり海水っていうのはそのまま材料が腐っちゃったりしてもったいないので、なるべく粘って真水を待つという選択肢もあると理解していいでしょうか」と尋ねた。
これに対し、吉田所長は「今から真水というのはないんです。時間が遅れます、また」と強調。「真水でやっといた方が、塩にやられないから後で使えるということでしょ」と問い返した。
さらに吉田所長は「今みたいに(冷却水の)供給量が圧倒的に多量必要な時に、真水にこだわっているとえらい大変なんですよ。海水でいかざるを得ないと考えている」と断言した。
復旧班の人物は「現段階のことは了解しました」と了承したが、この後も復旧班から「いかにももったいないなという感じがするんですけどもね」と苦笑交じりの声が漏れた。
(2012/08/08-17:40時事通信社)
こんなノー天気な人たちが責任者…というのがオソロシイ限りだ。
今後も事故は起きないことを前提に、危機感のない経営陣が原発を稼働させるなんて
トンデモナイ話だ。
せめて事故を起こした東電が率先して体質を変えていって欲しいものだ。
無理か。
スマートメーターで儲ける東電天下り会社
週刊誌の見出しより。
「節電のため」と東京電力が導入する
「スマートメーター3万円」で天下り会社が大儲け
原子力禍も恐ろしいが、
それに関わる原子力村の構造、こういう利権に腹が立つのだ。
東電の値上げの中に、冬のボーナスも含まれている?!
毎日新聞の記事より。
<東電>賞与も値上げ分に 今冬147億円、人件費に計上
毎日新聞 5月29日(火)2時31分配信
<東電>賞与も値上げ分に 今冬147億円、人件費に計上
拡大写真
東京電力本店(中央)=東京都千代田区内幸町で、本社ヘリから撮影
家庭向け電気料金の平均10%超の値上げを枝野幸男経済産業相に申請している東京電力が、社員の今冬の賞与(ボーナス)147億円分を料金値上げの原価となる人件費に計上していることが28日分かった。福島第1原発事故の処理と賠償で財務内容が悪化し、国から1兆円規模の公的資金投入を受ける東電は今夏のボーナス支給は見送ったが、冬のボーナスに関しては「未定」としていた。
【東電が申請した電気料金の原価詳細も】クローズアップ2012:東電、家庭向け値上げ申請 「7月」「10%」高い壁 上げ幅圧縮、要求必至
電気料金値上げの妥当性を審査している経産省の有識者会議「電気料金審査専門委員会」(委員長・安念潤司中央大法科大学院教授)は、東電に対し、人件費の一段の削減を通じた値上げ幅圧縮を促したい考え。同専門委は29日に会合を開き、人件費や修繕費などの計上が適正か審査するが、委員からは「公的資金を投入される立場を考慮し人件費を決めるべきだ」との厳しい声も出ており、冬のボーナスの大幅削減を迫られる可能性がある。
東電が経産省に示した資料によると、12年度はボーナスを147億円計上。13~14年度も各290億円強のボーナス(夏・冬含み)を見込んでいる。東電は福島第1原発事故以降、社員の年収を20%(管理職は25%)削減したが、専門委では「実質破綻企業の合理化策としては甘過ぎる」との指摘が出ている。東電は燃料費や人件費などに一定の利益を上乗せした総額を基に、7月から家庭向け電気料金の平均10.28%値上げの認可を枝野経産相に申請している。【小倉祥徳】
ボーナス出せるような会社じゃなくなっていることの自覚がないのだろうか?
公的資金の投入がなければ破産している会社の、冬のボーナスの分を、
なぜ私たちが値上げという形で負担しなくちゃいけないの???
おまけに、再稼働の方向をまだ向いてるし。